美容室のブログをAIで作る方法:会話を記事にし、白髪染めの記事群を8本作った実例

美容室のブログは、AIに一から書かせるより、お客様との会話や施術の判断を自分の言葉で残し、構成と仕上げをAIに任せると作りやすくなります。私は会話を音声で残してClaudeで記事にし、6〜7割の出来でWordPressに入れて直す流れをつくり、白髪染めの記事群を8本まで作りました。

美容室Ponoを経営し、小さな会社向けにAIサポートを提供している私(Mogi。経歴はプロフィール)が、2026年6〜8月に自分の店のブログ記事をAIで作った記録をもとに書いています。美容室でAIを使っているほかの領域は美容室のAI活用に、テーマ別の一覧は小さな会社のAI活用ガイドにまとめています。

Contents
  1. 美容室のブログはAIで作れるのか:外注が止まっていた記事を自分で回すまで
  2. 実際にやったこと:会話を残す→記事にする→WordPressで確かめる→記事群でつなぐ
  3. 結果:白髪染めの記事群を8本まで作り、記事制作だけで1日が終わらなくなった
  4. AIでブログを作るときにつまずいたこと・注意点
  5. 自分の店でやるなら
  6. 関連する100日の記録
  7. 関連ガイド
  8. よくある質問
  9. 自分の店のブログを、AIで回せる状態にしたい方へ

美容室のブログはAIで作れるのか:外注が止まっていた記事を自分で回すまで

私の店では、AIを使って自分でブログを回せるようになりました。ただ、最初から全部をAIに任せたわけではありません。

以前は、お客様向けの記事も求人向けの記事も外部にお願いして書いてもらっていて、更新が止まっていました。2026年6月15日、記事の構成・見出し・下書きはAIがかなり手伝ってくれると気づき、自分でブログを回せるかもしれないと考えたのが始まりです。

私がAIで整えてきたのは、文章そのものより、ネタを残す・記事にする・WordPressに入れる・直す・記事どうしをつなぐ・SNSで届ける、という流れです。以下、時期ごとに書きます。

すでに公開している記事をSearch Consoleのデータで調べて直す方法は、今あるブログをAIで改善する方法に分けて書いています。

実際にやったこと:会話を残す→記事にする→WordPressで確かめる→記事群でつなぐ

1. 予約導線つきの記事を1本公開し、テンプレートにした(2026年6月20日)

最初の記事は、文章だけでなく予約までの導線を入れて公開しました。入れたのは、LINE予約ボタン、ホットペッパーへの導線、初回特典の見せ方、Q&Aボックス、吹き出し、注意喚起ボックスです。

記事を作りながら、吹き出し・ボックス・Q&A・CTA・導線を含む記事テンプレートも作りました。1本目は時間がかかりましたが、次からは複製して使えます。

6月22日には、サロンワーク中の見方が変わりました。記事にできそうな施術では、写真・工程・比較画像を施術中に残すようになっています。完成形を一度経験すると、必要な素材が先に見えるようになりました。

2. お客様との会話を音声で残し、Claudeで記事にした(2026年7月16日)

サロンワーク中にお客様と話した、よく相談されるシャンプーの話を、忘れないうちに音声入力で残しました。

話したのは完成した文章ではありません。お客様に何を聞かれたか、自分がどう答えたか、なぜそう考えるかを、思い出した順に話しました。

いつもはChatGPTで構成を作り、Claudeで文章を整える流れでした。この日は、Claude Codeで作っていた店の情報を蓄積したAIワークスペースで、テーマの整理・読者の設定・構成・表現のブラッシュアップまで進めています。商品紹介のLPのURLも渡し、文章の流れを壊さない位置にリンクを入れてもらいました。

3. WordPressに入れて、6〜7割の出来で直す場所を洗い出した(2026年7月17〜18日)

翌日、Claudeで作った記事本文をWordPressに貼り付けました。見出しは想定どおり反映され、構成も大きく崩れず、LPへのリンクもきちんと入っていました。

一方で、普段使っている吹き出しセットは呼び出されず、会話文だけを手作業で貼り直しました。画像は挿入位置の案だけで、完成度は6割から7割くらいでした。

7月18日には、漫画風キャラクターの吹き出し約10パターンについて、キャラクター・表情・用途・左右の配置・使う場面をAIが読み取れる形に整理しました。作り直した記事では、登録済みの吹き出しがWordPressに入るところまで確認しています。WordPressとつなぐアプリケーションパスワードの設定にも取りかかりましたが、最初は項目が使えない状態で、どこで無効になっているかを一つずつ探しました。

4. 白髪染めの記事群を設計し、「作成→確認→修正→再確認」で回した(2026年8月10〜15日)

8月10日、白髪染めを軸にした広告を考えたとき、受け皿の記事が足りないと分かりました。広告より先に、読者の悩みに合わせて約7記事をつなぐ構成を設計しています。

8月11日に制作へ移りました。最初にゴールとルールを書いた指示文を作り、1記事目で「作成→確認→修正→再確認」が回るかを試しています。情報が足りない箇所や、AIが変更してはいけない箇所の問題が出るたびに、次から同じ問題を起こさないためのルールに変えました。

1記事目でルールを育てたことで、2記事目以降は速くなりました。8月11日に2記事、13日に5記事、14日に7記事です。7記事目まで作ると不足が見え、8記事構成に変えて、15日に8記事目まで完成させました。同じ日に8記事すべてへ図解も入れています。図解の枚数は固定せず、内容を見て判断するよう指示文に入れました。

5. 求人記事にも回遊ルートをつくった(2026年8月13〜20日)

集客記事で使っていた回遊ルートの考え方を、求人記事にも広げました。8月13日に、働き方を知る、考え方を知る、教育について知る、サロンについて知る、応募を検討する、という大枠を設計しています。

8月20日には、ハブになる1記事目に求人用の漫画本編を組み込み、3記事目まで作って記事間に内部リンクを入れました。キャラクター素材もClaudeに渡し、図解やサムネイルに使うルールにしています。求人の改善全体は美容室の求人をAIで改善した実例に書いています。

6. 記事をSNSで届け、投稿づくりをSkillにした(2026年8月13〜23日)

8月13日、記事をLINE VOOMに投稿し、Instagramのストーリーズにもリンクを載せました。8月14日には、ブログ記事を中心にLINE VOOM・Instagram・Xへ展開する流れを決めています。Xでは1つの記事から「ブログへの導線投稿」と「知識を抜き出してXだけで完結する投稿」の2種類を作ります。

8月23日には、X・Threadsの投稿づくりを「今日の投稿を作成して」の一言で動くSkillにしました。投稿に使う記事も、3つのテーマからまだ使っていない記事を新しい順に選び、同じテーマが続かないようにSkill側で判断します。シャンプーレビューなどの記事を公開すると、その記事が次の投稿の候補に入ります。

結果:白髪染めの記事群を8本まで作り、記事制作だけで1日が終わらなくなった

数で示せるのは、作った記事と仕組みです。白髪染めの記事群は、8月10日の設計から15日までに8本になり、8本すべてに図解が入りました。求人記事の新しい回遊ルートは3記事まで作っています。記事が予約にどれだけつながったかは、ここでは数字を出していません。

8月16日には、白髪関連の記事2本と前髪縮毛矯正の記事1本を作りました。企画、記事、図解、関連記事へのリンク、SNS展開という流れ自体が仕組みになり、記事を3本作ることが特別な作業ではなくなっています。

8月23日には、記事制作だけで1日が終わらなくなりました。型と判断基準ができ、AIへの指示が固まったことで、付きっきりでなくても記事が進み、その間にLPや広告、SNSの作業を並行できています。

8月17日には、GA4で、Yahoo広告経由でホットペッパービューティーへのクリックが1件あったことを確認しました。1件なので判断できる数字ではありませんが、広告から記事、予約ページへという流れが実際に1回動きました。

AIでブログを作るときにつまずいたこと・注意点

吹き出しや装飾は、ルールを渡さないと店の形にならない

吹き出しが再現されなかったのは、AIの精度の問題ではなく、どの吹き出しセットを、どちら側に、どのキャラクターで使うかを渡していなかったからでした。装飾ボックスも、入ったのは普段使わないデザインでした。使いたいボックスを特定しようと4回か5回指示を変えても見つからず、使えるボックスの一覧化をAIに頼むことにしました。

記事に使うと、AIに入れた情報の不足が見つかる

シャンプーの記事では、店のオリジナルシャンプーの主成分は出てきましたが、全成分は入っていませんでした。使い方が増えると、必要な情報も変わります。先に完璧にするより、使って足りないものを足す方が進みました。

記事の目的と商品紹介を混ぜない

成分の話の流れで、AIからオリジナルシャンプーを詳しく紹介する案が出ました。私は採らずに、読者の悩みを解決する本文にして、詳しく知りたい人だけLPへ進める形にしています。ブログは疑問に答えて信頼を作り、LPは商品の特徴を伝え、予約ページは行動につなげる、と役割を分けました。

回遊ルートは、設計図だけでは弱さが分からない

縮毛矯正の回遊ルートを読者として実際に踏んでみると、3記事くらいであっさり終わり、選択肢が少ないと分かりました。途中に分岐を作る案は、歩いてみて初めて出てきたものです。

AIで設定できない項目と、苦手な画面がある

SEOプラグインのタイトルタグとメタディスクリプションは、AIから設定できませんでした。値を出してもらい、編集画面で手動で入れています。WordPressやSWELLの設定のように自分が慣れていない画面では、AIへの指示も曖昧になりました。自分が理解している仕事ほど、AIを強く動かせると感じています。

記事制作に集中すると、作ること自体が目的になりがちな点にも注意しています。読まれなければ意味がないので、制作と露出をセットで考えるようにしました。

自分の店でやるなら

  1. お客様によく聞かれる質問を、その日のうちに音声で残す。聞かれたこと・答えたこと・理由を話せばよく、完成した文章にする必要はありません
  2. 1本目の記事に、予約ボタンやQ&Aなどの導線を入れて公開し、そのままテンプレートにする
  3. AIで作った記事は6〜7割の段階でWordPressに入れてみて、手作業が残った場所を書き出す
  4. 手作業が残った場所を、吹き出し・装飾・リンク・画像のルールとしてAIに渡す
  5. 1本ずつではなく、1つの悩みについて数本の記事群を設計し、1記事目でルールを固めてから2記事目以降を作る
  6. 公開した記事をどこで届けるか(LINE、Instagramなど)まで決めておく

素材も使っているテーマも店ごとに違います。どこから整えるか迷う場合は、個別サポートで一緒に整理しています。

関連する100日の記録

関連ガイド

よくある質問

美容室のブログはAIに書かせても大丈夫ですか?

私はAIを使って書いています。いちばん価値があると感じているのは、お客様との会話や担当した施術から生まれたネタです。お客様がどこで迷い、何を誤解しやすいかが入っていて、ネットの情報をまとめただけでは作りにくいからです。AIには構成や表現の仕上げ、リンクの配置を任せ、最終確認は自分で行っています。

美容室のブログのネタが思いつかないときは、どうすればいいですか?

私は、ネタを探しにいくのをやめました。シャンプーの選び方や縮毛矯正後のケアのように、お客様に毎日聞かれていることがそのままネタになります。覚えているうちに音声で残しておけば、あとからAIで記事にできます。

ブログ記事を作るなら、ChatGPTとClaudeのどちらがいいですか?

私は、以前はChatGPTで構成を作り、Claudeで文章を整えていました。2026年7月に、店の情報を蓄積したClaudeの環境で最初から作ってみたところ、テーマの整理から表現の仕上げまでClaudeで進められました。やり取りのしやすさは慣れているChatGPTの方がまだ上で、記事の種類と必要な情報で使い分けるのがよいと考えています。

AIで作った記事は、WordPressにそのまま入れられますか?

私の場合、見出し・構成・リンクはそのまま反映されましたが、登録済みの吹き出しは最初は呼び出されませんでした。吹き出しの種類と使い方をAIが読み取れる形にまとめて渡すと、既存の吹き出しで入るようになりました。SEOプラグインのタイトルタグなどは手動で入れています。

AIでブログ記事を量産すれば集客につながりますか?

私は量産より、記事どうしのつながりを重視しています。白髪染めでは、悩みごとに記事を分けて8本をつなぎ、必要に応じて相談や予約へ進める形を目指しました。8本作ったことより、8本がつながったことの方が大事だと考えています。

自分の店のブログを、AIで回せる状態にしたい方へ

ブログをAIで作るときに時間がかかったのは、文章よりも、店の情報・吹き出しや装飾のルール・記事の型をAIに渡すまでの準備でした。

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