ChatGPT・Claude・Claude Code・Codexの使い分け方

どのAIが一番優秀かを探すより、仕事ごとに担当を決めた方が迷わず使えます。私の場合、ChatGPTは壁打ちと分からないことの質問、Claudeは資料を読ませて判断基準を整理する仕事、Claude Codeはファイルを扱う実作業、Codexは資料作成と別の目での監査に使っています。

この記事は、美容室Ponoを複数店舗経営し、小さな会社のAI活用をサポートしている私(Mogi)が、2026年5月から100日間AIを実務で使い、その後も使い続けている記録をもとに書いています。機能や料金の比較ではなく、実際に何に使ったかをまとめています。プロフィールはMogiについてにまとめています。

Contents
  1. 「一番優秀なAI」を探すのをやめ、仕事ごとに担当を決めた
  2. 実際の使い分け一覧(6つのAIと担当した仕事)
  3. ChatGPTとClaudeの違い(使ってみて感じたこと)
  4. Claude CodeとCodexの違い(使ってみて感じたこと)
  5. GeminiとNotebookLMを使った場面
  6. 複数のAIを使うときに決めたこと
  7. 使い分けでつまずいたこと
  8. 自分の会社でAIの使い分けを決める手順(6ステップ)
  9. 関連する100日の記録
  10. 関連ガイド
  11. よくある質問
  12. 自分の会社に合うAIの使い分けを決めたい方へ

「一番優秀なAI」を探すのをやめ、仕事ごとに担当を決めた

2026年6月3日、初心者向けのAI講座でChatGPT・Gemini・Claude・Copilot・Grokの違いを学び直しました。その講座で考えが変わり、探すべきは一番優秀なAIではなく、一番優秀なチームだと思うようになりました。

7月2日には、Claude、ChatGPT、Gemini、Grokの4つについて、自分用の用途別早見表を作りました。機能を詰め込むのではなく、「この作業なら、このAI」と迷わず選べることを目的にしています。

7月8日の時点では、ちょっとした調べものとGoogleドキュメント・スプレッドシートの要約はGemini、深く考えたいことや壁打ちはChatGPT、文章のブラッシュアップとClaude CodeはClaude、という分け方に落ち着きました。経営で得意な人に仕事を任せるのと同じで、「誰にどの仕事をお願いするか」という感覚です。

実際の使い分け一覧(6つのAIと担当した仕事)

下の表は、私が実際に使った仕事をもとにしています。ツールの機能を網羅したものではありません。

AI実際に使った仕事向いていると感じた場面記録(Day)
ChatGPT壁打ち、新メニュー案の検討、音声入力の要約、投稿文の作成、画像生成、Meta広告の設定整理思いついたことをすぐ投げて広げる。分からないことを一つずつ教わる23・30・58・66・84・97
Claude技術・薬剤・カウンセリングなどの判断基準の整理、既存資料の読み込み、文章の仕上げ、Skill作成資料をまとめて渡し、AIからの質問に答えながら知識を育てる37・39・40・43
Claude Code会社の知識ワークスペースの構築、ブログ記事の修正とWordPressへの書き込み、ファイル整理、Search Consoleデータでの全記事調査手元のファイルを読み書きする実作業。文章系の仕事45・60・66・92
Codexトークマニュアルのスライド作成とPDF化、スライドが直らない原因の分析、作ったものの独立監査資料をまとめて作る仕事。別の目で確かめる仕事56・57・65・76
GeminiGoogleドキュメント・スプレッドシートの要約、画面共有やカメラで見せながらの質問Googleのサービスとつなぐ。画面や現物を見せる24・40・43
NotebookLMカウンセリング動画・研修動画の読み込み、Q&A100個の作成、テーマ別の学習ノート動画や資料をまとめて読み込ませて質問する12・13・17・40

ChatGPTとClaudeの違い(使ってみて感じたこと)

ChatGPTは「すぐ投げて広げる」、Claudeは「資料を渡して育てる」

2026年6月22日、新しいメニュー案について、市場があるか、検索需要はあるか、どんな悩みの人が対象かをChatGPTと壁打ちしました。思いついた瞬間に投げて、返ってきた内容からまた考えるテンポは、ChatGPTが一番合っていました。同じ日に、長期的なプロジェクト管理ならClaude、壁打ちや瞬発力ならChatGPT、という分け方が見えてきました。

7月11日には、美容室の既存資料をそのままClaudeへ読み込ませ、Claudeからの追加質問に答えて、資料にない判断や例外対応を補いました。この日の結論は、Claudeには資料を渡す、ChatGPTにはGoogle DriveやNotionをつなぐ、Geminiには画面やカメラを見せる、というものでした。それぞれのAIが理解しやすい形で情報を渡せばよい、ということです。

文章は「ChatGPTで構成、Claudeで仕上げ」から始まった

使い始めた頃(2026年6月1日)は、ChatGPTで作った文章をClaudeに渡すと、自分では言語化できていなかった部分を掘り下げてくれました。長く「ChatGPTで構成を作り、Claudeで文章を整える」流れで使っています。

7月16日には、美容室の情報を蓄積したClaude側だけで、テーマ整理から構成、表現の仕上げまでブログ記事を作ってみました。作ることはできましたが、やり取りのしやすさは、使い慣れたChatGPTの方がまだ上でした。

初心者が一つずつ教わるなら、ChatGPTが進めやすかった

2026年9月4日、新しいモデルに切り替えようとしてつまずき、使っているサービス自身のAIに聞きながら進めましたが、説明が少し難しく感じました。ChatGPTに聞いたときの方が「次にどこを押すのか」「何を確認するのか」という形で、初心者でも進めやすい説明になることが多いと感じています。「どのAIが一番すごいか」ではなく、「今の自分には誰に聞くのが一番いいか」で考えるようになっています。

画像生成も、今のところ私が求める雰囲気に近いものが出やすいのはChatGPTです。

Claude CodeとCodexの違い(使ってみて感じたこと)

同じファイルを、両方から扱える

2026年7月15日、Claude CodeとCodexのリモート操作を設定し、スマホからMac上の作業を動かせるようにしました。Codexの設定では、Claude Codeで作っていたワークスペースも開けました。データを移したのではなく、同じMac上のファイルを両方から開ける状態です。特定のAIに閉じず、自分のファイルを中心に複数のAIを使い分けられると分かりました。

2026年7月15日の時点では、仮の分け方として、Claude Codeを会社側(技術、薬剤、カウンセリング、施術基準、会社の知識の整理)、Codexを個人の活動側(note、Instagram、発信、知識管理)にしました。

資料作成はCodex、文章系はClaude Codeになった

2026年7月22日、Claude DesignとClaude Codeを連携させてスタッフ向けのトークマニュアルを12枚作りましたが、そのまま渡したいと思える出来ではありませんでした。24日にCodexへ切り替え、まず3枚を作って基準の1枚を決めてから残りを作る進め方にしたところ、翌日には12枚中11枚が大きな問題なく完成しました。

7月29日の時点では、ブログや文章系はClaude Code、トークマニュアルなどの資料作成はCodex、という役割分担で進めています。8月13日には、PCを家に置いたまま、スマホから自宅のCodexに指示してマニュアルを2つ完成させました。

Codexは「作る担当」の作業を確かめる役にも使う

作ったAI自身に確認させると、評価が甘くなりました。2026年9月23日、文章の言い回しを整えるSkillの開発で、意味が変わってしまった出力を、作った側の自己監査は4件、Codexの独立監査は10件と数えています。翌24日には、作った側の自己評価が12点中12点だった試作が、Codexの監査では24出力中6つしか合格しませんでした。

作った側の自己評価が甘くなると分かったため、配布用のSkillは、Claude Codeで制作と検証、Codexで別のAIの視点からの監査、ChatGPTで一般の利用者に近い実地試運転、という順番にしています。Claude Codeで完成した時点では正式版にしません。

今の担当の順番(Claude Codeが主、必要なときだけCodex)

2026年10月16日に、全プロジェクト共通のルールとして、担当の順番を「Claude Code、必要なときだけCodex、人にしかできない部分だけ私」と決めました。10月20日には、Claude Codeが必要なときだけCodexを呼び、結果を受け取って検証してから作業を続ける仕組みを作りました。Codexに頼むのは、重要な変更の独立したレビュー、難しい不具合の調査、同じ原因で2回続けて失敗したときなどです。簡単な作業には使いません。Codexの結果は仮説として扱い、根拠を確かめてから採用しています。

GeminiとNotebookLMを使った場面

GeminiはGoogleのサービスとつなぐ場面で使っています。2026年6月22日には、GeminiのチャットからGoogleのサービスを「@」で呼び出せると知り、すぐスプレッドシートの修正に使いました。7月11日にはGemini Liveの画面共有を試し、画面を見せながら質問する方が、言葉だけで説明するより圧倒的に早いと感じました。

NotebookLMは、カウンセリング動画や社内研修動画、資料を読み込ませて質問する場面で使っています。カウンセリングのQ&Aは100個作りました。7月8日の時点で、AI、経営、美容、集客、教育などテーマ別に13個ほどのノートブックがあります。

複数のAIを使うときに決めたこと

複数のAIを使うときに一番大事だったのは、どの情報を正解として扱うかを先に決めることでした。

どの情報を「正解」として扱うか

トークマニュアルをスタッフに共有するとき、投稿文をChatGPTで作っていましたが、ChatGPTは実際のスライドタイトルを正確に把握できず、内容とずれたタイトルを提案することがありました。2026年8月3日からは、Claude Codeに保存されている実際のスライドタイトルを出力させ、それをChatGPTに渡して投稿文に整える形にしました。実データはClaude Code、文章化はChatGPTです。

生成するAIと、指示を考えるAIを分ける

ChatGPTの同じチャットで画像の修正を重ねると、直したい部分以外まで変わることがありました。2026年8月21日、別のチャットで「元のチャットへ出す修正プロンプト」を作らせ、それを元のチャットで実行したところ、かなりうまく直りました。2回、多くても3回直してだめなら別の方法へ切り替える、というルールも決めています。

使い分けでつまずいたこと

高性能なモデルに丸ごと任せたら、利用量がすぐ尽きかけた

2026年7月5日、ClaudeのSkill作りを高性能なモデルに丸ごと任せたところ、作業は勢いよく進みましたが、利用量を90%近く使ってしまいました。自分でSkillを作ってテストし、最後の仕上げだけ高性能なモデルに任せる流れに変えています。この日は最終的にSkillを6個作りました。

使える機能と、自分が仕事で使える機能は違う

2026年7月29日、移動中にClaude Dispatchでスマホから記事の修正を進めようとしましたが、処理が終わっているのに作業中の表示が続くなど、待っているのか失敗しているのか分かりにくい状態でした。PCに戻すと作業はすぐ進みました。機能の数ではなく、自分の仕事の流れ全体が速くなるかで採用を決めています。

慣れていないAIは、遅く感じる

2026年6月14日、店舗の掃除チェック表をGeminiで作ろうとして時間がかかりました。できないというより、慣れていないだけだと感じました。最初から全部のAIを使いこなそうとせず、手に馴染んだものから担当を決める方が進みます。

自分の会社でAIの使い分けを決める手順(6ステップ)

  1. まずは1つのAIを、毎日の仕事で使い続ける。私の場合、最初の頃に一番使っていたのはChatGPTでした
  2. 2つ目のAIを試すときは、同じ仕事を両方にやらせて比べる。資料作成でClaude系とCodexを比べたのが、使い分けを決めるきっかけになりました
  3. 「この作業なら、このAI」を1枚の早見表にする。機能ではなく、自分の仕事を基準に書く
  4. 複数のAIで同じ情報を扱うときは、どこにある情報を正解とするかを決める
  5. 作ったAIとは別のAIに確認させる工程を入れる
  6. 新しいAIや機能は、自分の仕事の流れが速くなるかで採用を決める

関連する100日の記録

関連ガイド

よくある質問

ChatGPTとClaudeは、どちらか1つに絞った方がいいですか?

最初は1つで十分だと思います。私も始めた頃に一番使っていたのはChatGPTでした。使い込んでから、資料を渡して知識を育てる仕事はClaude、壁打ちや分からないことの質問はChatGPT、というように自然に分かれていきました。

Claude CodeとCodexの違いは何ですか?併用できますか?

私の使い方では、Claude Codeは会社の知識の整理やブログ記事の修正など文章系の実作業、Codexはスライド資料の作成と、作ったものを別の目で確かめる監査に使っています。どちらも同じMac上のファイルを扱えるので、役割を決めて併用しています。2026年10月20日からは、Claude Codeが必要なときだけCodexに作業を頼み、結果を検証してから使う形で連携させています。

複数のAIを使うと、情報がばらばらになりませんか?

なりやすいです。私はChatGPTが実際のスライドタイトルを把握できず、ずれた投稿文を作ったことがあります。どこにある情報を正解とするかを決め、その情報を別のAIに渡す形にしてから、ずれが減りました。

NotebookLMとChatGPTは、どう使い分けていますか?

私は、動画や資料をまとめて読み込ませて質問する仕事はNotebookLM、思いついたことを投げて広げる壁打ちはChatGPTに頼んでいます。2026年6月にカウンセリング動画をChatGPTで読み込めなかったとき、NotebookLMに切り替えて、資料からQ&Aを100個作るところまで進めました。

自分の会社に合うAIの使い分けを決めたい方へ

AIの使い分けは、会社の仕事の内容によって変わります。どのAIを入れるかより先に、どの仕事をAIに任せ、どこを人が判断するかを決める方が、結果的に迷いが減りました。

1日集中・自社専用AI構築サポートでは、会社の情報整理から、Claude CodeやCodexの初期設定まで、一人では後回しにしがちな作業を一緒に進めます。

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