Day47|AIを「持ち歩く」ための設定が終わった日

2026年7月15日の記録

AIを持ち歩くとは、スマホで会話することじゃない。

自分の作業環境へ、どこからでも指示を出せることだ。


100日チャレンジ47日目。今日はこれまでMacの前でしか動かせなかったAI環境を、スマホからも操作できる状態へ進めた。

設定したのはClaude Codeのリモート操作環境と、Codexのリモート接続。

これまでもスマホでChatGPTやClaudeとは会話できた。ただそれはあくまでスマホ上のAIとの対話だ。今日できるようになったのは、外出先からスマホで指示を出し、自宅や職場のMac上で動いているClaude CodeやCodexの作業を進めること。

AIと話すだけじゃなくて、PC上の仕事を遠隔で動かすための入口ができた日だった。

Claude Codeをスマホから動かしてみた

最初に設定したのはClaude Codeのリモート操作だ。

Macなどで動いているローカルのClaude Codeセッションを、Claudeのモバイルアプリやブラウザから継続操作できる仕組みらしい。実際の処理はMac側で行われ、スマホは指示を送ったり進捗を確認したりするリモコンのような役割だ。

設定後、実際にスマホから指示を出してMac側で動くことを確認した。最初のテストとしてお願いしたのはGitHubの登録画面を開くこと。すると、Claude Codeがブラウザを操作して登録画面まで進み、メールアドレスの入力まで行った。

もちろんアカウント作成や認証など、自分で確認するべき部分は自分で操作する。ただ「登録ページを探す」「正しい画面へ移動する」といった手前の作業を任せられるだけでも、これまでとはかなり違う。

今までは自分がPCの前に座っていないと始められなかった。これからは移動中に「このファイルを確認しておいて」「次の処理を進めて」と指示を出せる可能性がある。

AIが便利になったというより、作業できる場所の制約が一つ減ったという感覚だった。

AIを使う場所が、PCの前だけではなくなる

これまでのClaude Codeは、自分の中では完全に「Macで使うもの」だった。Obsidianのファイルを整理する、PonoのAIワークスペースを構築する、Markdownを作る。これらはすべてMacを開いて行う作業だった。

だからまとまったPC作業の時間が取れない日は、どうしても進みが遅くなる。サロンワークや移動、外出先ではMacを開けない場面も多い。

しかしスマホからMac上のClaude Codeへ指示を送れるなら、移動中に方針を決めて、空き時間に処理を開始して、Macへ戻ったときに結果を確認する、という流れを作れる。

これは単なる時短じゃない。これまで使えていなかった細切れ時間を、作業の起点に変えられるということだ。

続いて、Codexのリモート設定へ

Claude Codeの動作確認が終わったあと、次はCodexの設定へ進んだ。

最近のChatGPTデスクトップアプリでは、Chat、Work、Codexが一つのアプリへ統合される構成になっているらしい。

ただ自分のMacでは最初、その切り替えが見当たらなかった。スマホ側は新しい仕様になっているように見えるのに、デスクトップ側にはCodexが出てこない。

そこでアプリの状態を確認して、Codexアプリを入れ直して、アプリケーションフォルダ内のものを更新した。その結果、ChatGPTのチャットとCodexの画面を同じデスクトップ環境から確認できる状態になった。

仕様変更の途中だったこともあり、かなり分かりづらかった。ただ一度設定を終えたことで、明日からは「どこから開くのか」で迷わずに済む。

Codexもスマホから操作できる状態へ

Codexにも、デスクトップで動いているタスクをスマホから確認・操作するためのリモート接続がある。

ここで重要なのは、スマホ版でCodexそのものをローカル実行するわけじゃないということだ。作業主体はあくまでMac上のCodex。スマホは進捗を見て、追加の指示を送って、次の作業を頼む役割だ。

Claude Codeと同様に、スマホがMacのAI作業環境へのリモコンになる。今日の設定によって、Claude CodeもCodexも、Macの前にいない時間に操作できる入口ができた。

先に作ったClaude Codeの環境が無駄にならなかった

Codexを設定するときには、すでにClaude Codeで作っていたローカルのワークスペースも対象として選べた。

厳密には、Claude Codeの内部データをCodexへ自動移行したというより、同じMac上にあるフォルダやファイルをCodex側からも開ける状態にできた、という理解が近いと思う。

つまりClaude Codeで作ったものを捨てて、Codex用にもう一度ゼロから作る必要はない。同じローカルファイルを、Claude Codeで扱ったりCodexで確認したり、必要に応じて役割を分けたりする運用が可能になる。

ここ数週間、時間をかけてPonoのAIワークスペースやObsidian環境を作ってきた。その蓄積が別のAIでも扱えると分かったことは、かなり大きな安心材料だった。特定のAIだけに閉じた環境ではなく、自分が所有するファイルを中心に複数のAIを使い分けられる環境に近づいているからだ。

Claude CodeとCodexを、どう分けるか

ただし設定ができたからといって、使い分けまで完成したわけじゃない。今の時点では両方とも似たことができるように見える。

だからこそ役割を決めずに使い始めると、情報や作業が分散する可能性がある。

現時点ではClaude Codeは、Ponoの会社側。技術、薬剤、カウンセリング、施術基準、会社のナレッジ、Obsidianの整理。Codexは、茂木個人の活動側。note、Instagram、AI発信、自分の知識管理、コンテンツの展開。そう考えている。

まだ仮の分け方だ。実際に使えば得意・不得意や、自分との相性も見えてくると思う。

大事なのは今の段階で完璧な役割分担を決めることじゃない。まず動かして、小さな仕事を一つずつ任せて、その結果を見て役割を決める。完成させてから使うのではなく、使いながら設計する。この進め方でいいと思っている。

設定に時間を使う意味

今日やったことのほとんどは成果物じゃない。記事を書いたわけでも、資料を完成させたわけでもない。設定、確認、更新、接続、動作テスト。そうした裏側の作業だった。

ただこの設定が終わったことで、明日以降の動き方は変わる。

これまではMacを開いて、Claude Codeを起動して、状況を確認して、前回の続きを思い出して、そこから作業を始める、という流れだった。

これからは移動中にスマホから処理を始めておいて、Macへ戻ったときには次の判断から始められるかもしれない。

今日使った数時間は、今日だけを見れば設定時間だ。でもその設定によって今後の何十時間が変わるなら、単なる準備じゃない。未来の作業速度へ先に投資した時間だ。

AIを持ち歩く、という感覚

これまで「AIを持ち歩く」と言えば、スマホアプリでChatGPTやClaudeを使うことだった。

でも今日から、その意味が少し変わった。スマホの中にAIがいるだけじゃない。スマホから自分のMacにあるファイルや作業環境へ指示を送って、Mac側のAIが実際に作業を進める。

自分が持ち歩いているのは、チャット画面ではなく、自分の作業環境へつながる入口だ。

もちろんセキュリティや権限には注意が必要だ。すべてを無制限に動かすのではなく、必要なファイルや作業だけへアクセスを許可して、重要な登録や送信は自分で確認する。便利になるほど、人が最終判断を持つことも重要になる。ただその前提を守れば、仕事の進め方はかなり自由になる。


今日はClaude Codeのリモート操作を設定して、スマホからMac上の作業を動かせることを確認した。その流れでGitHubへ登録して、Codexのデスクトップ環境も更新した。

今日やろうと思っていた設定は一通り完了した。これでClaude CodeとCodexの両方を、Macの前にいない時間にも動かせる入口ができた。

ただし本当に大切なのは設定することじゃない。この環境を使って何を完成させるのか。どの仕事をClaude Codeへ任せるのか、どの仕事をCodexへ任せるのか。そこは明日以降、実際に動かしながら決めていく。

今日はAIを使った日というより、AIと仕事をする場所の制約を、一つ外した日だった。

ここからどこまで速度を上げられるのか、少し楽しみだ。