今あるブログをAIで改善する方法|リライト・内部リンク・導線の実例

今あるブログをAIで改善するなら、新しい記事を足す前に、Search Consoleのデータで順位やクリックが落ちた記事と、流入があるのに予約へつながっていない記事を探して直すのがよいと私は考えています。AIには全記事の調査を任せ、変更は範囲を決めて人が確認してから行う形にしました。

この記事は、美容室Ponoを複数店舗経営する私(Mogi)が、自分の店のブログを2026年7月から10月にかけてAIで直した記録をもとに書いています。私は自分の店でAIを使いながら、小さな会社向けにAI活用の個別サポートも行っています(経歴はプロフィール)。

Contents
  1. ブログをAIで改善するとは:新しく書く前に、今ある記事を調べて直すこと
  2. 今あるブログをAIで直すためにやったこと(2026年7〜10月)
  3. ブログ改善の優先順位は「集客が強くなるか」で決め直した
  4. 安全のため、AIに「調べさせる範囲」と「変更を許す範囲」を分けた
  5. ブログ改善でつまずいたこと・注意点
  6. 自分の店のブログをAIで改善する手順(6ステップ)
  7. 関連する100日の記録
  8. 関連ガイド
  9. よくある質問
  10. 今あるブログを、集客につながる形に整えたい方へ

ブログをAIで改善するとは:新しく書く前に、今ある記事を調べて直すこと

私の場合、ブログの改善は「記事を増やすこと」ではなく、すでにある記事を調べ、つなぎ直し、予約までの導線を直すことでした。2026年8月の時点で、Ponoのサイトには60本以上の記事がありました。記事はあるのに、記事同士の関係が十分につながっておらず、CTAがある記事とない記事が混ざっていました。

新しい記事をゼロから作る流れは、美容室・店舗のブログ記事をAIで作る方法にまとめています。このページでは「今ある記事を直す」側だけを扱います。

今あるブログをAIで直すためにやったこと(2026年7〜10月)

既存ブログの改善でやったことの一覧

時期やったこと使ったAI・ツール・データ
2026年7月29日広告の遷移先記事のリライトChatGPT(チェック)、Claude Code(修正・WordPressへの書き込み)
2026年8月1日SNSから来た人専用の入口ページAI、WordPress、Xserver
2026年8月7〜8日内部リンクの追加と回遊ルートの設計WordPress、画像生成(図解のテスト)
2026年8月18日カテゴリー構造の整理AI、WordPress
2026年8月29日Search Consoleのデータで全記事を調査Claude Code、Search Console、スプレッドシート
2026年10月16日ブログ末尾のLINEボタンの置き換えAI(本人承認のうえで実行)

広告の遷移先記事を「行動につなげる記事」にリライトした

2026年7月29日、Meta広告で配信している記事を見直しました。クリックは取れているのに、その先のコンバージョンにつながっていなかったためです。もとの記事は広告用LPとして作ったものではなく、読みやすさを優先した記事でした。

記事を読み込み、構成を確認し、ChatGPTでチェックし、Claude Codeへ修正を指示して、再確認する。この往復を3〜4回行い、Claude CodeからWordPressへ直接書き込む第一段階まで進めました。Day61では、構成、読んだときの流れ、CTAまでの動線、CTAの設置場所を最終確認し、スタイルの変化を比較できるイラストを3〜4回ブラッシュアップして記事に加えています。

SNSから来た人専用の入口ページを作った

2026年8月1日、SNSから来た人専用の入口ページを新しく作りました。それまではブログ一覧やLPへ直接案内していましたが、お悩み別・カテゴリー別に記事へ進める構成に変えています。予定はカテゴリーへの振り分けだけでしたが、途中でリライトが必要な記事が見つかり、Q&Aをまとめた記事まで作りました。

内部リンクを文脈に沿って足し、サイト全体の設計へ広げた

2026年8月7日、広告から来た人が読む記事に、関連する記事への内部リンクを文脈に沿って加えました。考えたのは「この記事を読んだ人は、次に何を知りたいだろう?」です。予約ボタンへ無理に押し込むのではなく、判断に必要な情報へ進める道を作るためでした。

作業の途中で、広告記事だけ整えても、縮毛矯正、髪質改善、ホームケア、白髪、ダメージなどの記事が孤立していたらもったいないと気づき、サイト全体の内部リンクを見直すことにしました。

60本以上の記事を回遊ルートで設計し直し、CTAのばらつきを確認した

2026年8月8日からは、内部リンクを1本ずつではなく、テーマごとの回遊ルートで考えるようにしました。悩みを知る、原因を理解する、施術や対策を知る、注意点を確認する、自分の場合を判断する、という順です。記事ごとに、関連する記事、どの記事から流入させるか、次にどの記事へ送るかを一覧にする方針も決めました。

CTAは、しっかり入っている記事、弱い記事、ない記事がありました。すべての記事に同じCTAを大量に入れるのではなく、内部リンクとCTAを「この記事を読んだあと、何をしてもらうのが自然なのか」という一つの導線として整えることにしています。

カテゴリーを下の階層まで整理した

2026年8月18日、ブログの分類を「施術ブログ」「髪と暮らし」の下の階層まで整理し、不要になっていた部分もAIで調整しました。記事数が増えて、従来の分け方では探しづらくなっていたためです。

求人記事・募集要項・LPを横断確認させ、情報のズレを直した

2026年8月20日、既存の求人記事、募集要項、LPをAIに横断して確認させました。長く運用している間に更新された給与や勤務条件、ページごとに微妙に違う表現、以前のまま残っている箇所が見つかり、一つずつ直しています。1ページずつ見ていると気づきにくいズレでした。作業の途中では一つ大きなヒヤリもあり、AIに任せる範囲が広がるほど、何を変更するのかを人が確認する大切さを実感しています。

Search ConsoleのデータをAIに読ませ、落ちている記事を直した

2026年8月29日、Search Consoleのデータをエクスポートしてスプレッドシートにし、AIに読み込ませて全記事を調べました。見たのは現在の順位だけでなく、以前と比べて掲載順位やクリック数が落ちている記事、という「変化」です。

順位を落としている記事は、全面リライトを前提にせず、誤字、内容の整合性、古くなった情報、記事内の矛盾、画像やサムネイル、細かな構造まで確認しました。全部書き直すより「ここを早めに直した方がいい」という箇所が見つかり、優先度の高い記事を3本ほど選んで、その日のうちに2本を直しています。

翌8月30日の全記事調査では、独立前から引き継いだ古い記事に、当時勤めていた店舗へのリンクが残っていることも分かりました。

ブログ末尾のLINEボタン352個を置き換え、全数を検証した

2026年10月16日、本人が承認した改善として、AIがブログ末尾のLINEボタンを、LINEの友だち追加経路が分かるURLへ置き換えました。対象は66記事・88か所・352ボタンで、全数の自動検証で不合格は0でした。事前の想定は61記事でしたが、実際は66記事ありました。置き換えは、広告のコンバージョン計測が変わらない形にしました。あわせて、駐車場ボタンのページ内リンクがスマホで効かないことを実機相当の確認で見つけ、直しています。

置き換えの効果はまだ分かっていません。2026年11月14日に検証する予定です。

ブログ改善の優先順位は「集客が強くなるか」で決め直した

2026年9月1日、記事を良くすることと、集客に効くことを混同していたと気づきました。ほとんど読まれていない記事を80点から90点にするより、すでに流入がある記事から予約ページへの動線を直す方が成果につながる可能性が高いと考え、判断基準を「これをやることで集客が強くなるか?」に統一しています。

同じ9月1日には、Search Consoleのデータ、本文のCTAの実際の状態、CTAの計測を合わせて、AIで改善の優先順位を作りました。検索流入の多い古い記事に、店舗へのリンクが無い記事や、ボタンの行き先がトップページだけの記事が多くありました。私の店のブログでは、最大の改善点はSEOより「流入があるのに店舗へ送れていない記事」の導線でした。予約に近い検索意図で流入があり、導線が欠けている記事から、店舗へのCTAを置く順番に組み替えています。

9月4日には、集客動線の中で重要度の高い3記事を直しました。一度CTAを変えたもののボタンクリックが思ったほど伸びていなかったため、ボタンの色なども変えて反応を見る予定にしています。10月18日に終えた前髪矯正8記事・白髪染め12記事の改善では、成果を監査した数や指摘の数で測らないと決めました。20記事を読者の目線で見直し、画像を足したのは2記事に1枚ずつで、残りの18記事は追加不要と判断しています。

安全のため、AIに「調べさせる範囲」と「変更を許す範囲」を分けた

全記事をAIに調べさせると、本来の目的以外の「直せそうな場所」も見つかります。2026年8月30日の調査では、古い情報を直すつもりが、AIがタイトル、文章、SEO、リンク、表現の整合性、サムネイルまで見つけてきて、作業の範囲が広がっていきました。以後、AIに調査させる範囲と、変更を許可する範囲は別にしています。

8月30日には、SEOの改善と記事の整合性の修正という別々の作業が、同じ記事を触り始めていました。翌31日は、新しいことを始める前に、どこまで終わったか、何が残っているか、どのAIが何を変更したかを確認し、今動いている修正をすべて終わらせてから次へ進む流れに変えました。9月5日は、求人記事と集客記事で触る領域を分けて並行させ、作業のぶつかりを避けています。

重要なページには保護ルールを置きました。基本は変更しない、変更が必要ならまず確認する、承認した場合だけ変更する、という決まりです。9月5日には、AIが出した変更提案を確認し、直した方がいいと判断してから修正できました。完成した求人LPのような保護対象のページは、作業後に作業前と同じ状態かを照合してから報告させています。

ブログ改善でつまずいたこと・注意点

仮のCTAの文字が、公開画面に見えていた

2026年7月29日のリライトでは、CTAを増やす場所だけ先に決めた段階で、「CTAここに入力」のような仮の文字が公開画面にも見えていました。公開環境まで持っていかないと気づけない問題でした。

苦手な領域では、AIがいても時間がかかった

2026年8月1日の入口ページづくりでは、Xserverの設定、WordPressの設定、リダイレクトプラグインの導入、動作確認に時間を使いました。自分が理解している分野ほどAIを速く使え、理解していない分野は確認や判断に時間がかかると感じています。

データがない記事は、直さずに待った

2026年8月29日、公開して日が浅い前髪縮毛矯正の記事は、判断できるほどのデータがありませんでした。数字をどう取得し、どう比較するかを確認するところで止め、データがたまるのを待つことにしています。

AIでは設定できない項目と、公開ページでの確認

SEOプラグインのタイトルタグとメタディスクリプションは、AIが使う接続方法(REST API)からは設定できませんでした。記事を作るときは「人の作業が必要」として値を出してもらい、編集画面で手動で入れています。WordPressでは、設定を変えても画面に反映されないことがあったため、「公開ページに反映された」ことを確かめて完了にしています。

自分の店のブログをAIで改善する手順(6ステップ)

  1. Search Consoleのデータをスプレッドシートにし、AIに読ませて、以前より順位やクリックが落ちた記事を探す
  2. 流入があるのに、予約や問い合わせへのリンクが無い記事、ボタンの行き先がトップページだけの記事を探す
  3. 「集客が強くなるか」で優先順位を決め、まず数本だけ直す。データが足りない記事は待つ
  4. 内部リンクは1本ずつではなく、悩み、原因、対策、注意点、判断の順で回遊ルートとして考える
  5. AIに調べさせる範囲と、変更を許す範囲を分ける。重要なページは承認制にする
  6. 直したら公開ページをPCとスマホで確認し、数字の変化を見てから次を決める

関連する100日の記録

関連ガイド

よくある質問

Search ConsoleのデータをAIで分析するには、どうすればいいですか?

私は、Search Consoleのデータをエクスポートしてスプレッドシートにし、AIに読み込ませて全記事を調べました。現在の順位だけでなく、以前と比べて掲載順位やクリック数が落ちている記事という「変化」を中心に探しました。見つかった記事は、誤字、古い情報、記事内の矛盾、画像まで確認しています。

ブログのリライトはAIに任せても大丈夫ですか?

調べることと直す案を出すことは任せられますが、変更は人が確認してから行っています。私はAIに全記事を調べさせたとき、本来の目的以外の箇所まで直す対象が広がったことがあり、調査と変更の範囲を分けました。重要なページは、承認したときだけ変更する決まりです。

どの記事からリライトすればいいですか?

私の場合は、流入があるのに予約へつながっていない記事からでした。検索流入の多い古い記事に、店舗へのリンクが無い記事や、ボタンの行き先がトップページだけの記事が多くありました。ほとんど読まれていない記事を良くするより、成果につながる可能性が高いと考えています。

ブログの内部リンクはAIで設計できますか?

AIには内部リンクの候補を探させることができます。私は60本以上の記事を、悩み、原因、対策、注意点、自分の場合の判断という回遊ルートで考え直しました。リンクを増やすことより、「次に読む理由」があるかどうかを人が決めることを大事にしています。

ブログを直しても予約が増えないのはなぜですか?

私は、記事を良くすることと集客に効くことを混同していました。記事の品質を上げても、予約や問い合わせへの導線が欠けていれば、予約にはつながりにくいと考えています。2026年10月に置き換えたLINEボタンの効果も、まだ検証中です。

今あるブログを、集客につながる形に整えたい方へ

ブログの改善で必要だったのは、記事を増やすことより、どの記事を直すかを決め、AIに任せる範囲と人が判断する範囲を分けることでした。会社によって、記事の数も、予約や問い合わせまでの流れも違います。

個別サポートでは、いまの業務を整理し、AIに任せる部分と人が判断する部分を分けるところから一緒に進めます。まず相談したい方は、公式LINEからどうぞ。

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