2026年8月9日の記録
改善できる仕組みには、「計測」が必要。
今日は、Yahoo広告の設定をメインに進めた。
目標としては、そのまま広告出稿まで持っていきたかったけど、結果としてはそこまでは届かず。
一番時間がかかったのが、Googleタグマネージャー(GTM)の管理権限まわりだった。数日前に、以前の外注先が管理者になっていることが分かり、権限追加をお願いしていた。今日はそこから実際に管理できる状態まで進め、Yahoo広告用の計測実装を開始。
Yahoo用のタグをGTMへ設定して、ホットペッパービューティーとLINEへのクリックをコンバージョンとして計測するところまで進めている。まだテスト中なので完成ではない。今日はサロンワークと並行しながらだったこともあり、ここで終了。明日は、この計測を完成させて出稿まで持っていきたい。
広告を出すより先に「測れる状態」を作る
今回改めて感じたのは、広告は出稿できればスタート、ではないということだ。
以前、Yahoo広告を運用していたときは外注していたので、タグや計測の裏側まで自分で触ることはほとんどなかった。今回は自分で運用する。だから広告を作って配信するだけじゃなく、広告をクリックした人がその後どう動いたのか、ここまで把握できる状態にしておく必要がある。
LINEヤフー広告の公式ヘルプでも、Webサイト上のコンバージョンを測定するにはコンバージョン測定タグを設置し、広告経由のユーザーが設定した成果に至ったかを計測する仕組みになっているらしい。
今回であれば、広告から記事、そしてホットペッパーかLINEという流れ。最終的な来店まで完全につなぐのは難しくても、少なくとも「広告から来た人が予約・問い合わせにつながるリンクを押したか」までは把握できるようにしたい。そのための設定を今日は進めた。
GTMの権限で止まったことも、今後を考えれば必要だった
今回時間がかかった原因の一つが、GTMの管理権限だった。以前は外注していたため、自分が自由に変更できる状態ではなかった。
これまでは「広告をお願いする側」だったので、それでも問題なかった。でもこれから自分で広告を改善していくなら話は変わる。タグを追加したい、CVを変更したい、そのたびに外部へお願いしていたら改善速度が落ちる。
GoogleもGTMについて、アカウントやコンテナ単位で「読み取り」「編集」「承認」「公開」などの権限を管理できるとしていて、外部代理店だけじゃなく組織内にも管理者を置くことを推奨しているらしい。
今回少し時間はかかったけど、自分たちで管理できる状態へ戻したこと自体が一つの成果だと思っている。
「クリックが多い広告」と「成果が出る広告」は違う
ここ最近、広告記事の改善をかなり進めている。きっかけは、記事へのクリックは取れているのにコンバージョンにつながっていない、という問題だった。
だからCTAを見直して、記事本文を改善して、関連記事への内部リンクを入れて、サイト内の回遊ルートを作って、SNS専用ページを改善する、といった施策を進めている。
ただそれらを改善しても計測できなければ「良くなった気がする」で終わってしまう。広告費を使う以上、どの広告から来たのか、記事を読んだあと何をしたのか、LINEへ進んだのか、ホットペッパーへ進んだのか、ここまでは数字で確認したい。
LINEヤフー広告でも、コンバージョン測定の目的を設定することで、目的ごとの実績を管理画面やレポートで確認できるらしい。
今回の広告再開は、広告を出すことより、改善できる広告運用を作ることの方が目的に近いのかもしれない。
計測できれば、改善の問いが変わる
計測ができるようになると、次に考えられることが増える。
クリックは多いのにLINEへ進まないなら、記事やCTAに問題があるかもしれない。LINEは押されるけれど予約にならないなら、その後の問い合わせ対応や導線に課題があるかもしれない。そもそも記事へのクリックが少ないなら、広告クリエイティブやターゲティングを見直す。
このように、どこで止まっているかによって改善する場所が変わる。逆に計測していなければ、すべてを一度に疑うしかない。
広告を内製化するメリットは、広告費を削減できることだけじゃなく、仮説→実行→計測→改善を自分たちのスピードで回せることなのだと思う。
同時並行で、記事用の図解も4枚まで進んだ
Yahoo広告の設定と並行して、昨日から進めている記事改善も続けた。現在、内部リンクの回遊ルートを作っている主要記事に対して、理解を助ける画像を追加している。今日は4枚まで作成した。
昨日の段階では「どの記事に、どんな画像が必要か」を洗い出して、最初の画像生成を試していた。今日はそこから実際に枚数を増やせたので、少しずつ制作フローができてきた。
Ponoの漫画キャラを図解に組み込めるようになった
そして今日、画像制作でもう一つ進んだことがある。Ponoで使っている漫画キャラクターを、記事用の図解へ組み込む流れを作れたことだ。これは前からやりたかったことだった。
一般的なAI図解だけでも説明はできる。ただそれだけだとサイト全体として少し無機質になりやすい。そこで、説明する部分は図解、読者へ話しかけたり注意点を伝えたりする部分には漫画キャラ、という形で使い分けたいと考えている。
Googleも画像について、ページ内容と関連する高品質な画像を、関連するテキストの近くへ配置することを推奨しているらしい。つまり重要なのは「画像を増やすこと」じゃなくて、文章だけでは伝わりにくい情報を画像で補完すること。昨日から進めている記事改善でも、この考え方を基準にしている。
AI画像だけにしない理由
今回、既存の漫画素材を使うことにはもう一つ意味がある。AIで毎回ゼロから人物を生成すると、どうしても記事によって人物やテイストが変わる。一方でPonoの既存キャラクターを使えば「このサイトでよく見る人」が少しずつ増えていく。
これは直接コンバージョンが何%上がる、という話ではない。ただ同じキャラクター、同じ色、同じ図解のルール、同じ文章のトーン。こうした要素を揃えていくことで、Ponoの記事としての一貫性は作りやすくなると思っている。
今回ようやく、既存素材と図解生成を組み合わせるところまで形になってきた。ここから安定すれば、主要記事へ順番に展開していけそうだ。
マニュアル共有も継続
今日はトークマニュアルのスタッフ共有も1つ進めた。ここは最近かなり安定している。
以前は、資料を作ること自体が大きなタスク、PDFへまとめるのもタスク、共有文を作るのもタスク、投稿するのもタスク、という感覚だった。今は一連の流れがある程度できているので、広告設定やWebサイト改善をしながらでも進められる。
新しいことを始めると、最初は一つひとつが重い。でも型ができると日常業務へ溶け込んでいく。最近作ってきた仕組みが、少しずつそういう段階に入ってきている。
今日完成しなかったことにも意味がある
今日はYahoo広告を出稿するつもりだった。結果としては出稿できていない。
以前なら「今日はここまでしかできなかった」と感じていたかもしれない。でも実際には、GTMの管理環境を整えて、Yahoo広告の計測実装を開始して、記事用図解を4枚作って、漫画キャラを図解へ組み込む流れを作って、マニュアルを共有した。かなり前には進んでいる。
むしろ計測が曖昧なまま急いで広告を出すより、明日以降改善できる状態を作ってから出した方がいい。完成を急ぐより、完成後に回せる仕組みを作る。ここ数日の作業は、かなりこの方向へ変わってきている。
ここ数日は「作る」から「つなぐ」へ、ということを書いてきた。今日はさらにその先が少し見えた。
つなげたら、次は「測る」。広告と記事をつなぐ。記事とCTAをつなぐ。内部リンクで記事同士をつなぐ。図解で情報をつなぐ。そしてその流れのどこまでユーザーが進んだのかを計測する。
ここまでできて初めて「この仕組みは本当に機能しているのか」を判断できる。
作る、つなぐ、測る、改善する。この循環まで持っていければ、Webサイトも広告もかなり強くなっていくはずだ。
広告を出すだけなら、もっと早くできたかもしれない。でも今回は、自分で運用するからこそ、出稿前に計測環境まで作っている。同時に既存記事には図解を追加し、Ponoの漫画素材も組み込み始めた。
見やすくする。つなげる。測る。そして改善する。
今日は広告を公開できた日ではない。広告とサイトを「改善し続けられる状態」に近づけた1日だった。
初出:note「DAY72|広告は「出す前の計測設計」が思ったより重かった」