Day63|「1日かけていた仕事」は、本当に1日必要だったのか?

2026年7月31日の記録

「1日仕事をしていた」と「1日必要な仕事だった」は、同じではない。


昨日に続いて、今日もほぼPCを触れない1日。

この2日間はもともと予定が決まっていたので、今日もいつもより2時間早く起きて、朝のうちにタスクを終わらせる動きを取った。

正直、早起き自体は今でも得意ではない。ただ2日続けてやってみて、かなり大きな発見があった。

それは、普段1日かけて少しずつ進めている仕事も、集中すれば朝の2時間でかなり終わるということ。もしかすると、足りなかったのは時間ではなく、時間の「使い方」だったのかもしれない。

2日連続で、朝の2時間に仕事を集めてみた

昨日はPCを触れないことが分かっていたので、仕方なく朝に時間を作った部分もあった。でも思った以上に調子が良かった。そこで今日も同じように2時間早く起きて、やるべきことを朝にまとめた。すると今日も、かなりスムーズだった。

普段なら、少し作業して移動して、また少し作業して別のことを調べて、壁打ちしてまた元のタスクへ戻る、という感じで1日を通して少しずつ進めていることがある。

でも朝の2時間ではそれができない。時間が限られているので、一つやる、終わらせる、次へ行く。ほぼこれだけだ。結果として、タスクそのものが終わるまでの時間は明らかに短く感じた。

もしかすると「作業時間」と「完了時間」を混同していた

ここは結構大きな気づきだった。

もちろん普段の1日も、ずっと同じ仕事をしているわけじゃない。途中で調べ物をしたり、AIと壁打ちしたり、別の仕事をしたりしている。だから「今まで8時間かかっていたものが2時間になった」という単純な話ではない。

ただ、一つのタスクを開始してから完了するまでの時間は、必要以上に長くなっていた可能性がある。途中で別のことを挟んで、また戻って、思考を戻して、もう一度状況を確認する。こうした細かな切り替えも、積み重なれば無視できない。

タスクを切り替えるだけでも、集中は少し残る

この感覚について調べてみると、関連する研究があるらしい。

ソフィー・ルロワ氏が2009年に発表した研究では、仕事を途中で切り替えたとき、注意が完全には次の仕事へ移らず、前のタスクに一部残る現象が報告されているそうだ。いわゆる「Attention Residue(注意残余)」というやつだ。特に、前のタスクが未完了の状態では次のタスクへの集中が阻害され、パフォーマンスにも影響することが示されているらしい。

自分がこの2日間で感じたこととも、かなり近い。普段は仕事をしている時間自体は長くても、その中で何度も注意を切り替えている。一方、朝の2時間は「これを終わらせる」と決めて、順番に処理していく。

AIによって一つひとつの作業速度が上がった今だからこそ、次に改善できるのは作業と作業の間にあるロスなのかもしれない。

SNSの「見える化」が、さっそく行動につながった

昨日、NotionのSNS更新リストを少し改善した。各SNSをどれくらい更新しているのかを見えるようにしたことで、今日も自然とSNS投稿を意識できた。特にXは連日投稿できている。

これも実際にやってみて感じたけど、自分の場合は朝に1投稿してしまうのがかなり相性が良さそうだ。朝に一度投稿しておけば、その日の「SNSを更新する」という最低ラインはクリアできる。そこから余裕があれば昼や夜にも投稿する。

最初から「今日は3投稿しよう」と考えるより、朝にまず1つ積む。この方が負荷なく続けられそうだ。せっかくSNS更新を可視化できるようにしたので、このあたりも実際の数字を見ながら調整していきたい。

トークマニュアルの音声も1本収録

今日もトークマニュアルを進めた。PC作業はできないけど、音声収録ならスマホだけでもできる。そこで今日は次のマニュアル用の音声を1本収録した。

ここ最近は、PCがあるときにやることと、スマホだけでも進められることの切り分けも少しずつできてきた。以前なら「今日はPCが使えないから進められない」と考えていたかもしれない。でも今は「じゃあ音声を先に作っておこう」と考えられる。

作業環境に合わせて仕事を止めるのではなく、工程を入れ替える。これもこの100日チャレンジで少しずつ身についてきた部分だと思う。

Xへの投稿から、別のnote記事が生まれた

そして今日は、もう一つ予定外の成果物ができた。

Xを投稿している中で「この内容、人間心理の考察にもつながるな」と思ったテーマがあった。最近このnoteマガジンは更新できていなかったので、そのまま音声を収録。そこから記事化して公開まで進めることができた。

これは結構理想的な流れだった。Xのために考えて、そこから少し深い問いが生まれて、音声で考えを深掘りして、noteの記事になる。

つまり一つの発信を一回で終わらせるのではなく、考えたことを別のフォーマットへ展開できる。発信を資産として積み上げていくなら、こういう流れをもっと増やしていきたい。

ただ、「朝が正解」と決めるのはまだ早い

ここ2日は、かなり調子が良かった。だからといって「仕事は朝やるべき」と結論づけるのは違うと思っている。

人にはクロノタイプ、いわゆる朝型・夜型などの個人差があるらしい。2025年のシステマティックレビューでも、認知パフォーマンスと時間帯の関係は単純ではなく、その人のクロノタイプと活動時間が一致する「synchrony effect」が多くの研究で検討されているそうだ。

つまり重要なのは、朝が優れているかではなく、自分が集中できる時間を把握することだ。自分の場合、早起きそのものは得意ではない。ここが今のところ一番のボトルネックだ。だから無理に「毎日早朝」と決めるのではなく、もう少し試してみたい。

PCが使える明日こそ、試してみたい

明日はPC作業ができる。だからこそ少し楽しみだ。

この2日間は「PCが使えないから朝にやるしかなかった」という強制力があった。明日は違う。1日PCを使える。つまりいつものように「あとでやればいい」という選択肢がある。

その状態でも、朝の最初の2時間に重要なタスクを集中して終わらせられるのか。ここを試してみたい。もしそれでもうまくいくのであれば、今回の2日間は単なる特殊なスケジュールではなく、今後の仕事の進め方を変えるヒントになるかもしれない。


AIを使い始めてから、ずっと「どうすれば作業を速くできるか」を考えてきた。AIを変える、プロンプトを改善する、自動化する、テンプレートを作る。もちろん全部重要だ。

でもここにきて少し違う改善ポイントが見えてきた。そもそも集中を分断しない。どれだけAIが速くても、人間側が何度も仕事を切り替えていたら、その速度を十分に活かせない。

もしかすると次の効率化は、新しいAIを追加することではなく、今ある環境で一つずつ終わらせることなのかもしれない。

作業時間を減らすだけじゃなく、開始してから完了するまでの時間を短くする。そのために、集中する、終わらせる、次へ行く。かなりシンプルだけど、この2日間でその強さを実感した。

明日は久しぶりにPCをしっかり使える日。だからこそ、あえて同じように朝から集中してみる。この2日で偶然うまくいっただけなのか。それとも自分の仕事の進め方を変えられるのか。もう少し実験してみたいと思う。